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小高史子ソプラノリサイタル 2017.9.16

小高先生のリサイタルのレポートです!

9/16(土)14:00~宇都宮市文化会館小ホールは、ほぼ満席の大盛況。

熱気あふれる会場の中
ヴォルフの「春だ」
からはじまりです。

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軽快&深みのある曲、歌声。
歌い終わった後、さっそく「ブラーヴォ!」の声がかかり
素晴らしいスタートに。

小高先生の「秋なのに春からはじまりました」というトークで
会場は笑いがおき、すっかり和やかな雰囲気になりました。


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今回のリサイタルは
曲の前後で小高先生の軽妙で分かりやすい解説が入り、
楽しく進行していきます。

次はアルバン・ベルク
「七つの初期の歌」から。

難しいというイメージのベルクですが
ここで歌われたのは、透明感の中にも甘美なメロディーがおりまざる大変美しい曲でした。

ダイナミズム溢れるピアノ伴奏にのって歌われる
繊細な中にも力強い歌声にうっとりとします。
小高先生の大学修士発表の曲だけに
自家薬籠中のものなんでしょうね。

そして小高先生の愛してやまないマーラー!
の前に、羽石さんの愛するヒンデミットの話題に。

急遽、ヒンデミットのピアノソロを少しだけ披露いただきました。
これを期にヒンデミットを聴いてみたいと思った方も多いのではないでしょうか。

小高先生のマーラーはさすがに
自身を投影するかのごとく
素晴らしいマーラーの語り部となっていました。

透明感のあるベルクの後に
マーラーなんて、素晴らしい曲順です。
マーラーの個性がよく伝わってきました。
「自意識過剰」なんて、マーラーらしいじゃないですか。

第一部最後はコルンゴルト4曲。
演奏会前のインタビューで小高先生は
「人間の声の表現力の高さと歌曲の世界の面白さを是非味わっていただきたい」
と言っておられましたが
ここで会場の皆さんはそれを実感されたでしょう。
変幻自在の美しい声は
小高先生ならでは。
会場から驚きの歓声があがります。
これで第一部のドイツ歌曲が完了。

休憩をはさんだ後、第二部のフランス歌曲のはじまりです。
まずは
アーンの「クロリス」にから。
美しくゆったりとした歌声につつまれます。
それにしてもフランス語のなんとやわらかく美しいことでしょう。

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次にデュパルクの有名な歌曲「悲しき歌」。
歌曲の表現の豊かさを堪能します。

そしてラヴェルの「5つのギリシャ民謡」。
小高先生は「ラヴェルは民謡を五線譜に写しただけ」とおっしゃってましたが
始まってみると
ラヴェル節全開の5曲でした。
ここで羽石さんのピアノに心を奪われます。
平明な旋律につく伴奏は
繊細さ、ダイナミックさ、美しさがともなって、ああ本当にこのリサイタルにこれてよかったと思う至福の時でした。

さて、第二部も大詰め。
プーランクの曲です。
都会的で繊細な中にもユーモアと知性が備わるプーランクの曲は
小高先生の歌声に見ごとにはまります。
あっという間の5曲です。

最後は有名にサティの「あなたがほしい」でしめくくり。
もうこの曲で終わってしまうなんて、至極残念!

と思っていたら、
アンコールでグノーの
「私は夢に生きたい」を歌っていただきました。
この曲はロミオとジュリエットというオペラのアリアです。
小高先生は最後に華やかなアリアでしめてくれたのです。
会場からは大きな拍手。
皆さんの幸せそうな表情がこのリサイタルのすばらしさを物語っていました。
小高先生、素晴らしいリサイタルをありがとうございました。


「小高史子ソプラノリサイタル」
2017.9.16(土)14:00~
宇都宮文化会館小ホール

小高史子(ソプラノ)
羽石道代(ピアノ)

●演奏曲目
フーゴー・ヴォルフ ​
春だ
​​​​ 隠遁

アルバン・ベルク​​ 
「七つの初期の歌」より
葦の歌
​​​​ ナイチンゲール
​​​​ 夏の日々

グスタフ・マーラー​
「子供の不思議な角笛」より
ラインの伝説
​​​ 原光
​​​​  
「若き日の歌」より ​​​​
自意識過剰

エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト​​​​
「五つの歌」Op38より ​​​​
幸せを願う
​​​​
「道化の歌」Op29より
来たれ、死よ
​​​​ 愛する人よ
​​​​  
「四つのシェイクスピアの歌」Op31より
鳥がさえずる時
レイナルド・アーン​
クロリスに私が捕らわれていた時
​​
アンリ・デュパルク
​ 悲しき歌
​​
モーリス・ラヴェル​
「五つのギリシャ民謡」
​​​​
フランシス・プーランク​
「メタモルフォーズ(変身)」
カモメの女王
お前はこんな風
パガニーニ
「ルイ・アラゴンの二つの歌」
セー
雅やかな宴
​​​​エリック・サティ​​
​​​​ あなたが欲しい

アンコール
グノー
私は夢に生きたい


以上



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